関西弁のゾウの神様「ガネーシャ」が主人公を成長させていく物語でベストセラーとなっている「夢をかなえるゾウ」シリーズ!
その第3弾を今回ご紹介していきます。
「夢をかなえるゾウ3」のテーマは「仕事」と「自己成長」です。
ガネーシャは言います。「人間は誰もが二つの人生を持っている」と。
「頑張る人生」と「頑張らない人生」だ。
多くの人は目の前に苦しいことがあると、ついそれを避けようとしてしまう。
するとその向こうにある喜びをも遠ざけてしまうことになる。
この本でガネーシャは「生きる喜び」は、苦しみの向こう側にあることを教えてくれています。
「お金」と「才能」絵おテーマとした前作品の「夢をかなえるゾウ2」も紹介しているので、ぜひご覧ください!
【夢をかなえるゾウ3】あらすじ・要約
「夢をかなえるゾウ3」のあらすじ・要約はこちらです。
一言で表すとしたら、「他力本願な主人公が、自分のやりたいこと・生きる喜びを見つける物語」です。
主人公はどこにでもいる独身OL。
そんな彼女は、彼氏がいるだけじゃ物足りない、お金も欲しい、人生は一度きりだからなんでも欲しい、全部に入れたいと思っているけど、しんどい思いはしたくない。といった他人よがりな性格。
夢はお金や彼氏、世界一周することなどたくさんありますが、特に努力もせず占いやパワーストーンに頼るばかり。
主人公はよく当たると言われる占い師 赤城に出会う。
そんな赤城に「幸せになる方法」を尋ね、24万円でガネーシャ象を買うことになります。
買った翌日、主人公の家にはガネーシャ象そっくりのゾウ(ガネーシャ)が現れ、「気持ち悪い!」と言われたこと
を根に持っていたガネーシャは、さらに主人公から悪口を言われ「ブラックガネーシャ」となります。
ブラックガネーシャが主人公に厳しい課題を与えながら、主人公が「成長」「生きる喜び」を見つけていく物語。
【夢をかなえるゾウ3】教えは何?
では実際にガネーシャからの教えについて紹介していきます。
それぞれ教えはたくさんありますが、ここでは僕が良いと思ったものを厳選してご紹介していきます。
これ以外にもたくさんためになる教えがあったので、ぜひ本書を読んでみてください!
自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、それ以外は捨てる
自分がなんとなく見ているテレビ番組、なんとなくやっているゲーム、ほんまに欲しいものなんか?自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか?もし、そうやないんやとしたら、自分が欲しいと思てるもんは一生手に入られへんで。部屋の大きさが限られているみたいに、自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな。
夢をかなえるゾウ3
ココ・シャネルはファッションデザインのことだけを考えるために、部屋にあった無駄な家具や装飾品を全て捨てたらしいです。最高のデザインという一番手に入れたいものだけに集中したからこそ、伝説のデザイナーになれたんですね。
ここで一番伝えたいことは、「無駄な時間を過ごしていないか?」だと思います。
別に見なくても良いYouTubeをダラダラと見て、1日が終わる。暇だからこのテレビを見るか。となっていませんか?
成功というのは他の人よりたくさんの価値を世の中に与えて、その報酬をもらうということ。当然人がやらないような大変なこともやらなければなりません。
時間を無駄にしていたら成功することはできないという教えです。
次の順序で一つの分野のマスターに挑戦する
物事をマスターするために一番大事なことは「本音の欲求」だとガネーシャは言います。
人間は自分の心の奥底にある本音の欲求に従ったら、潜在的に能力をフルに発揮できるものだと思います。
あなたもお金が欲しいから仕事頑張ろう。モテたいから清潔感大事に、おしゃれになろうとしてませんか?
逆に、外から押し付けられたものは本音では望んでないから頑張ろうと思ってもやる気がでない。
お金持ちになって豪遊したいなどの不純な動機でもいいから「本音の欲求」をまずはっきりさせることが大事。
何かを始めるとき・学習するとき、いきなり自己流でやろうとしていませんか?
まず最初にしないといけないのは、本でもネットでも使って「うまくいっている人のやり方を調べる」ことです。
みんな同じようなもんを手に入れようとして、同じようなとこでつまづいて、同じような方法で乗り越えているはず。
だからうまくいっている人がどうやったのかを学ばないといけないのです。
ウォルマートの創業者サム・ウォルトンは、小売店業を始めた時はまず他の店がなんでうまくいっているのかを徹底的に研究した。彼はこう言っている「私が自慢できることはただ一つ。アメリカ中のどの小売業の経営者より、私の方が多くの店を見学していることだ」
うまくいっている会社のやり方を調べることで、ウォルマートを世界最大のスーパーマーケットにしたんですね。
うまくいっている人のやり方を知っても、実行に移さない人がほとんど。
その理由は「この考え方は自分には当てはまらない」「そんなやり方でうまくいくはずがない」とか言って自分で勝手に判断しています。それがダメなのです。
何かをマスターするために大事なことは、自分のやり方を一度「捨てる」こと。
マイケル・ジャクソンがまだ劇場で前座やってた頃、埃まみれのカーテンの袖からジェームス・ブラウンのステージを見て、ステップやターン、腕の組み方やマイクの持ち方、何から何まで目に焼き付けて、それを完璧に真似した。
あなたが天才と思ってる人間も、最初は自分のやり方を捨てて、優れた人の真似することから始めているんです。
普通の人は何を始めるにしてもやり方が「中途半端」なことが多いと思います。だからマスターできない。
何かをマスターしたいと思ったなら、空いた時間は全部そのために使うくらいの勢いでいかないとダメ!というのがガネーシャの教え。
モーツァルトは6歳の頃から宮廷演奏家としてヨーロッパ中を回っていたけど、移動の馬車の上でずっと作曲していたようです。後世に残る名曲もこの馬車の上で構想が練られたものがほとんどだそう。
英語を勉強するぞ!と意気込んで参考書を買ってやり始めるけど、数ヶ月もしたら「これって意味あるのかな?」「本当にこのやり方で英語をマスターできるのかな?」って思ったことありませんか?
その考えを捨てることが大事という教えですね。
お客さんの目線で自分の仕事に感動できるところを探す
この教えは、就職活動している時に出会っていたかったなと痛感する教えだと個人的に思いました。
商売の1番の基本はまずあなたが「一番良いお客さんになること」
「仕事」は「お客さんを喜ばせる」ためのもの。自分がいいと思っていない商品を売ってもお客さんは喜ばない。
でも世の中には良い商品と思っていないのに売っている人ばっかりだと思います。。
あなたも「お金が欲しい」→「ものを売らないといけない」の順番で考えていませんか?
でもガネーシャはその仕事の選び方は間違っていると言います。
会社名とか初任給がいいから、この業界が伸びるとかの条件で選ぶのは結局「お金がほしい」から。つまり「自分のため」だと。
そういう人らは仕事でもお客さんより自分を優先してしまうから、お客さんを喜ばせることができない。だから自分のお金も大きく増やすことができない。
仕事を選ぶときに一番大事なことは、「これまでの人生で何に一番感動したか」。
自分が受けた感動を今度は人に伝えたい、伝える側に回りたい、そう思えた時に人は自然な形で仕事ができるんですね。
【夢をかなえるゾウ3】読んでみた感想
この本は平凡な主人公があるが故に、僕たち一般人の気持ちをガネーシャに向かって代弁してくれます。
それもあって、非常に身近に感じることができるし、「ここでいつも諦めてしまうよな」「めんどくさくてやらないよな」といういつもの感情を反省させられました。
僕も「お金があったらな」「海外旅行にたくさん行って遊びたいな」など思ってるだけで、何も行動しないばかりです。。
そしてこの本は、物語としてスラスラと読めるので、自己啓発本が苦手な方にもおすすめできる本です!
「生きる喜び」は、苦しみの向こう側にある
この本でガネーシャは「生きる喜び」は、苦しみの向こう側にあることを教えてくれています。
多くの人は目の前に苦しいことがあると、ついそれを避けようとしてしまうと思います。
するとその向こうにある喜びをも遠ざけてしまうことになる。
「苦しみを楽しみに変える方法」はガネーシャの教えの本質になると感じました。
人間は「頑張る人生」と「頑張らない人生」の二つをもっている
成功するだけが人生ではない。夢を叶えるだけが人生ではない。
あなたは頑張るのをいつでも止めてもいい。止めたって誰もあなたを攻めないと思う。
最初はしんどいかもしれないけど、しんどいのを通り越したらその向こうにはめっちゃ楽しいことが待っている。
「頑張らないといけない」ということではない。頑張って成功するだけが人生ではないけど、ほとんどの人が自分の中にはとんでもない可能性があることを知らないまま一生を終えるのは寂しいこと。
「頑張る人生」と「頑張らない人生」の両方を経験した上で、好きな方を選んだらいいと思いました。
【夢をかなえるゾウ3】まとめ
ここまで「夢をかなえるゾウ2」のあらすじや教えについてご紹介してきました。
一言で表すとしたら、「他力本願な主人公が、自分のやりたいこと・生きる喜びを見つける物語」です。
スラスラと読むことができます。そして自分の人生についてハッとさせられることが多い内容となっていました。
まだ読んだことのない人はぜひ読んでみてください!